八王子の発達支援教室 放課後等デイサービスのこどもプラスです。
小学校の通常学級で生活するには、45分間椅子に座っていられる力や、
先生の指示に従って行動できること、集団行動ができることなど多くの力が必要です。
例え発達障害があっても少し工夫をしてあげることで、
十分通常学級でも生活ができたり、通級で対応できることもあります。
ただ、無理に通常級に入れてしまうと失敗経験が重なったり
注意される回数が増えたり、友達からのからかいがあったりすることで
自己肯定感が低下し、不登校や精神的な二次障害にもつながることもあります。
その子に合った環境で生活することができるようにサポートしていくこと、
そして放課後等デイサービスなど学校以外の場での療育支援によって、
子どものスキル獲得を支援していくことも大切です。
今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「クモの巣渡り(側転)」をご紹介します。
2本の縄を床から15センチほどの高さに、間を空けて
並行になるように設置します。
縄の外側に縄と並行の向きで立ち、2本の縄の間に両手をついて
両足で横方向にジャンプしたら縄を跳び越します。
ポイントは、両手は肩幅くらいに開き、手が縄と並行になるようにつくこと、
目線を手ではなく着地点に向けておくことです。
着地点には、わかりやすいようにテープなどで印をつけておきます。
この遊びは、ゆくゆくは側転につながる動きなので
足を高く上げて跳べることが目標ですが、
最初のうちは足を高く上げられなくても横ジャンプができればOKです。
慣れてきたら少しずつ着地点を遠くにしたり、
縄の高さを少し上げながら上達を目指していきます。
少しずつ自信をつけながら成功体験を増やしていき、その自信を
他の活動にもつなげていきたいと思います。