八王子の発達支援教室 放課後等デイサービスのこどもプラスです。
注意力散漫なADHDでは、課題を提供する時には工夫や配慮が必要です。
環境設定はもちろんですが、子どもの興味や集中力に合わせた
内容の課題の提供、タイミングの良い声掛けや質問をすることで
注意力をリセットすることも大切になります。
個々に合わせた対応で、子ども達の持っている力を
最大限に引きだし、伸ばしていきたいと思います。
こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「ポイントジャンプ」をご紹介します。
A4サイズのマットやダンボールなどを複数用意し、間隔を空けて
床に飛び石のように配置します。
まずはこの飛び石の上を、両足を閉じたジャンプで渡っていきます。
石同士の間隔をランダムに配置しておくと、
ジャンプの度に頭の中で動きのシュミレーションが行なわれ、
跳ぶ距離や力の入れ具合を瞬時に計算することで
空間認知力が向上します。
また、速く渡りきるためにはどの道順でジャンプしていけば良いかや、
着地でどんな体勢をとればスムーズに連続ジャンプができるかなど
様々なことを考えることで、先を読んで動く力も育ちます。
慣れてきたら石に複数の色をつけて、
「赤は乗ってはダメ」と乗ってはいけない色を指定したり、
「青と黄色だけ」「赤→黄色→青の順番で」など、
子どもに合わせて少しずつ複雑に色の指示を出しながら遊んでいきます。
レベルアップは指示の難易度を上げるだけでなく、着地で音を立てないことや、
一定のリズムでジャンプしていくことなども意識しながら、
少しずつ上達を目指します。