八王子の発達支援教室 放課後等デイサービスのこどもプラスです。
発達障害の1つであるLD(学習障害)は、先天的な脳機能の偏りから
様々な症状が起こります。
根本的な治療法はまだ見つかっておらず、困難を軽減したり
将来を広げるための療育的な支援が必要になります。
ただ、学習障害は知的な遅れは見られないことや
症状が学習面での遅れによって見えることが多いので、
見つかる時期は小学校入学以降が多くなります。
学習障害だとわかった段階で、適切な支援や関わりをしていくことが
とても大切で、それによって本人の困難を軽減していくことが
できるので、その子に合ったサポートを私達も大事にしています。
今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「合図で順に前転」をご紹介します。
マットを横につなげて敷き、子ども達はマットの横に一列に並びます。
そして全員で両手と頭をマットについて、前転の準備姿勢をとります。
そのままの姿勢で待ち、指導者の合図があったら端の人から
1人ずつ順番に前転をしていきます。
1人ずつ順番に、ということがわかりやすいように
指導者は順番にお尻を触ってあげたり、「1番、2番、3番・・」と
順番を呼んでいく、笛などで合図を出してあげるようにします。
スムーズに1人ずつ前転をしていくためには、
常に隣の人の動きに意識を向けておかなければいけません。
この時、前転の準備姿勢のままなので、普段よりも強い
集中力や判断力が必要になります。
1回目に右からスタートしたら、次は左からスタートする、
順番を入れ替えてみたり、指導者の合図なしでやってみるなど、
繰り返し行いながら楽しく遊び、様々な力を育てていきたいと思います。