ASDで多いひとり言は無理にやめさせず原因に応じた対処が必要です。 八王子の発達支援教室 こどもプラスの放課後等デイサービス

八王子の発達支援教室 放課後等デイサービスのこどもプラスです。

ASD(自閉症スペクトラム)の特性を持つ子ども達は、
ひとり言が多くなりがちです。
このひとり言は、その言葉が好きで楽しくて言っている場合もありますが、
不安定な気持ちを落ち着かせるための言葉だったり、
今後の予定を繰り返し言うことで安心していたりすることが多いので、
無理に止めさせるのは良くありません。

人がいる場所では小さな声にしたり、ひとり言を言っても良い場所を
決めるなど、その子に合うやり方で調整していくことが必要です。

今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「コウモリで予測じゃんけん」をご紹介します。

まず、鉄棒で逆さまにぶら下がる「コウモリ」に変身します。
膝裏でしっかりと鉄棒を挟んだら、両手を離して
指導者とじゃんけんをします。
最初は普通にじゃんけんをし、次からは予測じゃんけんをします。
予測じゃんけんは、こちらが出す手を先に伝えるので、
それに勝つ手を出すじゃんけんです。

慣れてきたら、出す手のヒントだけを伝えるようにしたり、
負ける手を出すことにも挑戦していきます。
勝つことよりも負ける方が難しいので、
勝つことが簡単にできるようになったら挑戦するようにします。

また、逆さまの状態では上下左右の景色が普段と違って見え、
指導者の姿や出す手の向きも普段と違って見えます。
それを普段と同じように頭の中で理解することで、客観的に考える力も
育てていくことができます。

こうした遊びで逆さまの感覚をしっかり身に付けておくと、
運動面での上達だけでなく遊びの幅を広げることにつながります。
それは本人の経験を増やしていくことや、新しいことにチャレンジすることで
身体も心も育てていくことになるので、スモールステップで
段階的に遊びを提供し、力を育んでいきたいと思います。

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