八王子の発達支援教室 放課後等デイサービスのこどもプラスです。
発達障害の子ども達は、「はい」や「いいえ」で答えられないような
質問に答えることが苦手な場合があります。
「学校どうだった?」「どう思う?」など、答えが1つではない
質問に答えるのは難しいので、「はい」「いいえ」だけで
答えられる質問から練習していきます。
また、質問された時に黙ってしまうのではなく「わからない」という
選択肢も増えるように、少しずつ難易度を上げながら練習します。
こうした練習は、トレーニングのようになってしまうと
子どものやる気や意欲を失ってしまうので、
遊びとして取り入れるのもコツです。
子どもの性格や特性などに合わせて支援をしていきます。
今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムの中から「方向ジャンプゲーム」をご紹介します。
指導者は口頭で「前」「後ろ」「右」「左」と方向を指示し、
子どもは指示された方向に両足を閉じたジャンプで跳びます。
最初から4方向だと難しいので、最初のうちは「前と「後ろ」
の2方向だけにして、ゆっくりで良いので一定のリズムで
動けるようにしていきます。
慣れてきたら少しずつスピードをあげてみたり、
「後ろ、前、前、後ろ」などランダムにして難易度を調整していきます。
この遊びでは、指導者の声を聞くための集中力や判断力、
方向の認識力が養われます。
方向の認識は、普段の生活の中の声掛けなどでも
少し意識するだけで育てていくことができるので、
運動あそびの時間だけでなく毎日の生活の中で子ども達の能力を
育てていけるような働きかけが大切になります。
教室でも、いつもそんなことを心がけながら1人1人の力を
伸ばしていきたいと思います。