八王子の発達支援教室 放課後等デイサービスのこどもプラスです。
ASD(自閉症スペクトラム)の子ども達は、自他の区別がつきにくい為、
自分の物と人の物の区別、自分と他人との境界線の理解が困難です。
そのため、人の物でもそこにあれば使ってしまうし、
人の家でも興味のままに入ってしまうなどの行動が起こります。
「貸す」「借りる」という概念がないので、まずは1つ1つの物には
持ち主がいること、自分と人は違うということなど
少しずつ理解を促していきます。
他の人が当たり前と思うことでも、発達障害の子ども達にとっては
とても難しく、理解のできないことがたくさんあります。
一人一人に合わせて、その子のペースでスキルを身に付けていき、
将来の力になるように支援していきたいと思います。
今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「まねっこ遊び」をご紹介します。
指導者の言葉と動きを子ども達が真似する遊びです。
指導者が「頭」「お腹」「お尻」など体の部位を言いながら
その部分を触るので、子ども達も同じように言葉で言いながら
その部分を触ります。
ただ動きを真似するだけでなく、言葉も発するのがポイントです。
そうすることで言葉の理解を促したり、相手の言葉に集中する力を
養うことができてきます。
慣れてきたら、言葉を動きを真似しながら歩いてみるなど、
少しずつレベルアップしながら遊んでいき、
社会性やコミュニケーション能力、集中力、模倣力などを
育てていきたいと思います。