カップタッチ拾い
今週の運動遊びの一部にカップを拾いに行くゲームがあります。
まず赤、青、黄、緑、オレンジの色のカップをばらまきます。ばらまき終わったら、色を指定し、その色のカップを拾いに行く簡単なゲームです。
簡単なゲームですが、工夫次第では子供にとってはすごく良いことがつまっています 。
まず
【待つ】ということ。 カップをばらまいた時に子供は我先に!と早速集め始めてしまいます。
それを待つこと。
スタッフの準備を待って話を聞く時間だということ。
次に色の指定について。
ただ「○○色を拾って下さい」などでは通っている子供の中には簡単すぎてつまらな いという子もいます。
なので例えば「バナナの色!」や「ジバニャンの耳の色!」などのように、ただ色を 言うのではなく、色を連想させてそれを拾いにいくようにすること。
また「よーく見ててね!最後に投げたカップの色を拾うんだよ」など、スタッフの話 をしっかりと聞いていないとできない指示も時には混ぜてみたり。
「○○先生の服の色!」や「さっき使ったフープの色!」などなど、集中力を高めさせることで記憶力も刺激されます。
さらに難易度を上げて拾いに行く動き方にも指示を与えることもあります。
例えば「カンガルーに変身して両足ジャンプで拾いにいきましょう」といえば身体は ジャンプしながら行かなければいけないし、頭では何色を拾わなければいけないと考 えながらおこなうので、間違えた色を拾ってくる子供もいます。
ジャンプをしながら右に左に動くので体幹(身体の中心となる腹筋背筋側筋)とカッ プを拾うしゃがんだ姿勢から、またジャンプするので自然と楽しくスクワットと同じ 動きが出来、運動能力を高めることもできます。
拾ったカップはスタッフが持っている所に棒にお片付けをします。 その際にこの色は何色?やこの色の野菜は?などそれぞれ答えられる質問をしていま す。
最後にも色の認識、想像力を高めてあげることもおこないます。
運動指導する柴崎先生