八王子の発達支援教室 放課後等デイサービスのこどもプラスです。
発達障害のある子ども達の中には、体の筋力が弱いことで
日常生活の様々な場面で困難さを感じている子ども達がいます。
例えば体幹の筋力が弱いために、食事や勉強の時に姿勢が保てなくて
辛かったり、なかなか集中できないという困難があります。
また、まっすぐ走ること、ジャンプ遊び、階段の昇り降りなどが苦手で、
友達との遊びが楽しめないということもあります。
学校生活では椅子に座って勉強をする時間が長いので、
座り姿勢を維持できないと学習にも影響が出たり、
本人にとっては座っているだけで精一杯なので、常にストレス状態で
かんしゃくを起こしやすくなってしまうなどの影響もあります。
こどもプラスの放課後等デイサービスで行っている運動療育では、
運動あそびで楽しく体を動かしながら日常生活で必要な基礎筋力・体力を
身につけることができます。
また、友達と一緒に行なうことでコミュニケーション能力や
社会性を高めていくこともできます。
子ども達1人1人に必要な力を見極めながら、
運動あそびの提供をするようにしています。
関連記事:発達障害(ASD・ADHD)で体幹が弱い原因と特徴・筋力の鍛え方
今日は、教室で提供している運動療育プログラムの中から
「イメージカンガルーカップタッチ」をご紹介します。
赤や緑、黄色など複数の色のカップを床にランダムに配置します。
子どもは両足を閉じてジャンプするカンガルーさんで、
指示された色のカップをタッチしていきます。
カップをタッチする時はしゃがんでタッチするようにします。
色の指示を出す時は「赤」ではなく食べ物や物に例えて
「トから始まる丸い野菜」
「おさるさんが好きな細長い食べ物」のような言い方で表現します。
こうすることでイメージ力や理解力、判断力、語意力や語彙力、
そして集中力が強く育ちます。
また、カップにしゃがんでタッチする時にはスクワットのような
動きができるので、下半身を中心に鍛えられる効果もあります。
楽しいと感じている時、集中力がさらにアップするので、
個々にあわせたやり方を大事にして提供するようにしています。