八王子の発達支援教室　放課後等デイサービスのこどもプラスです。

ADHDではほとんどの場合、社会性の問題はありません。
しかし、その特性によって人との約束をすっぽかしてしまったり
待つことが苦手で順番を守れなかったり、
衝動的な発言で相手を怒らせてしまったりして
トラブルは多くなりがちです。

子どものうちに早期に対処していくことで、
症状が改善したり特性との上手な付き合い方を身につけ
こうしたトラブルを減らしていくことも可能になります。

対人関係での問題は年齢を追うごとに増していき、
子どもにとっても大きな悩みの元になりやすいので
しっかりと１人１人に合わせたサポートをしていくことが必要です。

今日はこどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムの中から「坂道後ろ進み＆走り」をご紹介します。

坂道を後ろ向きに進んで登っていきます。
最初は歩いて進み、慣れてきたら走って登ってみます。

進むときの目線は、顔だけを後ろに向けてしっかり進行方向を見ながら、
腕を振って進むのがポイントなので、見本を見せながら伝えておきます。
この動きだと体は後ろ向きですが、目線は前を向いて進むので
前後左右の感覚がわかりにくくなり、普段とは違う感覚になります。
慣れるまではゆっくり進むようにしていきます。

坂道を後ろ向きに登ることで、太ももの筋力や足の指先の力を
強く刺激し育てることができます。
走るのが苦手だったり、普段転びやすい子にもおすすめなので、
１人１人の育てたい力に合わせて工夫しながら
取り入れていくようにしています。