八王子の発達支援教室 放課後等デイサービスのこどもプラスです。
ADHDは、不注意優勢型と多動/衝動性優勢型、
両方の特性を持つ混合型の3つのタイプに分けられ、
中でも混合型タイプの人が一番多いようです。
子どもの頃は、授業中じっと座っていられなかったり、
動き回ってしまう多動性の部分が目立つことが多いですが、
大きくなると体の多動は治まってくると言われています。
しかし、体の多動は治まっても、頭の中の多動は残る場合も多く、
不注意特性も残るので、生活上での困り事がなくなるわけでは
ありません。
そのため、子どものうちからの早期療育で改善できるところは改善し、
自分の持っている特性をよく知って適切な対処法を
身につけておくことが、スムーズな社会生活を送るために
とても大切なことになります。
こどもプラスの放課後等デイサービスでも、子ども達の将来を
見据えた療育支援を行なっていきたいと思います。
今日は、教室で提供している運動療育プログラムの中から
逆上がりにつながる遊び「サルの玉乗り」をご紹介します。
鉄棒を逆手に握り、肘を曲げた状態でぶら下がります。
鉄棒の下にはマットを敷いてボールを置いておき、
子どもは鉄棒にぶら下がったらそのボールの上に5秒ほど乗ります。
全体重をボールに乗せるのではなく、腕に力を入れて肘を曲げ、
懸垂のようにぶら下がった状態で、
体重をコントロールしながら乗れるように目指します。
逆上がりで必要になる、腕を引き付ける力が養われ、
体重をコントロールしながら安定してボールに乗るために
足の指先や膝を使って力の入れ加減を調整することで、
太ももの筋肉や腹筋も養われます。
慣れてきたら、そのボールを足で挟んで持ち上げたり、
次はボールをそのまま前に投げてみたり、
少しずつ動きを発展させていきながら、最終的に逆上がりの
達成につなげていくことができます。
1つずつステップアップしていくことで、段階的に確実に
力をつけることができ、失敗経験を減らしながら
成功体験を増やすことができるので、子ども達も積極的に
挑戦することができるようになっています。