八王子の発達支援教室 放課後等デイサービスのこどもプラスです。
ADHDは先天的な発達障害の1つですが、
生まれてすぐに診断がつくものではありません。
ただ、赤ちゃんの頃から個人差はありますが、
その兆候は現れていることがほとんどです。
だいたい7歳頃までには症状が現れるとされています。
かつては、大人になると症状が目立たなくなると
言われていましたが、大人になってもADHDの症状が続き、
日常生活に困難をきたしている人がとても多くいます。
同じADHDでも、人によって現れる症状や持っている特性、
対処法などには違いがあります。
1人1人に最適な療育活動を提供すること、
周囲の理解を促すことが何よりも大切です。
こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「平均台でカニさん歩き」をご紹介します。
平均台を2本横にくっつけて並べます。
その上に乗って、横向きのカニさん歩きで歩いていきます。
両手は顔の横に上げてチョキにして
カニのはさみのようにし、これを最後まで維持して歩きます。
平均台の上という不安定な足場を歩く時は、
足元だけに意識を集中させてしまいがちですが、
そうした中でも手をチョキにし続けることで、
2つのことを同時に行なう力が養われます。
また、横歩きをすることで足の内股の筋肉が養われ、
平均台の上でバランスを取ることで、腹筋背筋なども育ちます。
日常生活で必要になる基礎的な筋力をしっかりと
身につけることができるので、
苦手な子には補助をしたり難易度を調節しながら、
無理なく継続してできるようにしていきたいと思います。