八王子の発達支援教室 放課後等デイサービスのこどもプラスです。
ASD(自閉症スペクトラム)のある子ども達には
言葉のオウム返しが見られることがあります。
「何が食べたい?」と聞かれた時「何が食べたい」と
答えてしまったりするのですが、
この理由は1つではなく、質問の意味がわからない場合と
答え方がわからない場合とあるので見極めも大切になります。
目に見えている症状だけでなく、その理由や背景も
1つ1つ理解してあげることが支援においては重要です。
こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「伝言ゲーム」をご紹介します。
子ども達は数人ずつ少し間を空けて一列に並びます。
一番端の子に簡単な伝言を伝え、それをどんどん伝えていきます。
他の人には聞こえないように小さな声で、
伝えたい相手にだけ聞こえる声で話せるように練習します。
伝える時も聞く時も、集中力とコミュニケーション能力が必要になります。
慣れてきたら、隣の子との距離を広めにとり、
伝言を聞いたら走っていって次の子に伝えるようにします。
伝言をしっかり聞いて記憶し、
走るという動作をしても忘れないようにし、
正確に次の人に伝えなければいけないので
集中力や記憶力が強く育ちます。
子ども達にとって小さな声で話すことは意外と難しいので、
遊びの中で体験しながら練習していきたいと思います。