八王子の発達支援教室 放課後等デイサービスのこどもプラスです。
アスペルガー症候群、高機能自閉症などは自閉症の仲間で、
今はそれらをまとめてASD(自閉症スペクトラム)という名前で
呼ぶことが多くなっています。
ASDは生まれつきの認知機能の偏りによって、他の人と感じ方や理解の
仕方などが異なり、主にコミュニケーション面で困難があります。
自分勝手でわがままな行動をしているように見えてしまうことも
ありますが、そうではなく脳の働きの偏りが関わっています。
どんなことが得意でどんなことが苦手か、そしてどんな支援が
必要なのかを見極め、少しずつ苦手を克服したり別の部分で
補っていけるような支援をしていくことが必要です。
子ども達の不安やストレス、困難が早くなくなるように
サポートをしていきたいと思います。
今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「豚の丸焼きじゃんけん」をご紹介します。
子ども達は2人一組になり、
鉄棒で2人一緒に「豚の丸焼き」をします。
しっかりぶら下がれたら顎を開いてお互いに顔が向き合うようにし、
そこから片手を離してじゃんけんをします。
じゃんけんで1回勝ち負けがついたら次のペアと交代します。
逆さまの状態では、普段より判断力が低下するので
冷静に判断をすることが難しくなります。
その状態でじゃんけんをすることで、状況を判断する力が強く
養われ、日常生活での判断力向上にもつながります。
また、じゃんけんのタイミングを相手と合わせることで
協調性や社会性の発達にもつながります。
じゃんけんのタイミングが合わなかったり、
あいこが続いてぶら下がる時間が長くなると力が尽きて
落ちてしまう可能性があるので、必ず補助を行いながら
安全に楽しく遊べるようにしています。
そして、運動あそびによる効果を高めていきたいと思います。