八王子の発達支援教室 放課後等デイサービスのこどもプラスです。
発達障害の中でもコミュニケーションに苦手さがある子ども達は、
何かを要求、拒否、選択することが困難です。
そのため、あれが欲しいとか、こうして欲しいという気持ちを
周囲に伝えることができずにいたり、
やりたくないことがあっても、それを言葉にして相手に伝えることが
できず、無理矢理やらされてパニックになってしまったり、
我慢を強いられて強いストレスを感じていることがあります。
個人差はありますが、最初から話し言葉で伝えることを習得しようとしても
難しいことが多いので、絵カードや音声を使ったりしながら、
その子ができる方法でコミュニケーションの取り方を
身につけられるようにしていくことが大切です。
教室でも1人1人のペースを大事にしながら、丁寧な支援をしていきたいと思います。
今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「高速カップタッチクマ」をご紹介します。
2~3色のカップを複数用意し、間を空けてジグザグに並べます。
子ども達は四つんばいから膝とお尻を上げたクマ歩きで、
指定された色のカップをタッチして進みます。
「高速」が付くので、できるだけ速いクマ歩きで進むようにします。
急ぐ中でも、指定された色のカップだけを正確にタッチすることが大事です。
また、色の指示も最初は「赤だけ」など簡単な指示から「バナナの色とトマトの色」
「赤を2つの後に黄色を3つ」、「青と赤以外」
「赤→青→黄色の順番で繰り返し」など、少しずつ複雑な指示にも
挑戦していきます。
こうした遊びの中で、子ども達の語彙力や語意力、判断力、イメージ力、
記憶力などを刺激しながら、バランス力や身体コントロール力も
身に付けていき、生活につなげていけるようにします。