八王子の発達支援教室　放課後等デイサービスのこどもプラスです。

運動療育プログラムの「ワニ歩き」は、うつ伏せの状態で手を交互に前に出して
体を引き寄せながら、足の親指で地面を蹴って進んでいく動きです。
主に、鉄棒で必要な「腕の引き付ける力」を養うことができます。
他にも、足の親指で地面を蹴る練習や、股関節を開く練習にもなります。
どの力も今の子ども達には足りないといわれている力なので、
楽しく体を動かしながら、成長発達を促していきたいと思います。

腕の引き付ける力を育てたい場合は、顎を上げないように意識し、
顎が床に着くくらい下げた姿勢で行なうようにします。
顎を下げることを意識しやすくするために、障害物の下をくぐるような遊びにして
自然と頭を低くできるような遊びで行ないます。

股関節が開けていない場合は、足の親指で地面を蹴ることができないので
股関節を開けるように補助をしながら行います。
特に発達障害を持つ子ども達は、股関節周りのかたさが目立つことが多いので、
日常的に足を開くような遊びを取り入れ、
体の動かし方を広げたり、怪我の予防につなげていきます。