八王子の発達支援教室 放課後等デイサービスのこどもプラスです。
今、発達障害の診断は受けていないけれど、社会的・対人的・学力的な面で
つまづきや困難さを感じている、発達障害グレーゾーンといわれる
子ども達が注目されています。
「落ち着きがない」「座っていられない」「忘れ物が極端に多い」
「集団行動が苦手」「身の回りの整理整頓が苦手」「話がかみ合わない」
「かんしゃくを起こしやすい」など、
障害とまでいくかはわからないけれど、少し気になる子ども達は
昔からクラスに数人はいたと思います。
そうしたグレーゾーンの子ども達の中には、本当に支援を必要としている
子ども達もいて、実際他の専門機関で診てもらったら発達障害の
診断がおりた、というケースもあります。
症状が軽度であれば早期の支援で改善していけるので、
発達障害の診断の有無に関わらず、療育支援を受けることがとても大事です。
今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「並びゲーム」をご紹介します。
子ども達にいろいろな条件を出し、それに従って並んでもらうゲームです。
例えば、カラー帽子などで色分けをしておき、
「赤い帽子の人は跳び箱の前、白い帽子の人は鉄棒の前に並びましょう」
と指示を出すので、子ども達は素早く移動して並びます。
他にも、壁に絵カードやイラスト、写真を貼っておいたり、
カラーコーンや人物などいろいろな物を使って
様々な条件やキーワードで指定していきます。
最初から複雑な指示ではなく、「男の子と女の子」や「〇歳の人」
「〇年生の人」など、わかりやすい単純な条件から始めて
少しずつ条件を増やしたり、並び方を変えたりしながら
子ども達の語彙力や判断力、記憶力、気付く力を育てていきます。
またこの遊びでは、発達障害の子ども達が苦手な「並ぶこと」の
練習にもなります。
前の人との距離を保ったり、1列や2列で並んで動かないことなど
遊びながら少しずつ身に付けていきたいと思います。