八王子の発達支援教室　放課後等デイサービスのこどもプラスです。

小学校に上がると、本格的な学習や集団生活が始まります。
そのため、発達障害の特性が今までより目立ち始めたり、
周囲との差が気になって焦ってしまうこともあると思います。
しかし、発達障害の子ども達は他の子よりもゆっくり、
その子なりの成長の仕方で成長していくので、
焦らずに力を伸ばしていく関わりが大切になります。

放課後デイの教室でも、できたこと、がんばったことなどを
たくさん褒めながら、子ども達が自信を持って成長していけるように
支援していきたいと思います。

今日はこどもプラスの放課後等デイサービスの教室で
提供している運動療育プログラムから「障害物つなわたり」を
ご紹介します。

床に縄を置き、縄の上にランダムに障害物を置いていきます。
障害物は、スリッパやぬいぐるみ、紙コップなど
万が一踏んでも危なくないような物にしています。

この縄の上をつなわたりのように渡っていきますが、
足が障害物に当たらないようにまたいで避けながら進みます。
障害物があることで、ただ縄から落ちないように渡る時よりも
強いバランス力が必要になり、空間認知力も養われます。

障害物はいろいろな形や大きさのものを用意して、
始めのうちは少なめの数で間を空けて設置し、
少しずつ数を増やして間隔を狭めたり、高さのある物にして
難易度を上げたりしながら、1人1人に合わせて行なうようにします。

個々に合ったものを提供することで、失敗体験を減らして
成功体験を増やすことにもつながります。
発達障害特性のある子ども達にとって、成功体験を積むことは
とても大事なので、しっかりと見極めながら楽しい療育活動に
なるように工夫していきたいと思います。