八王子の発達支援教室 放課後等デイサービスのこどもプラスです。
発達障害では、目に見えている症状だけを見るのではなく
その背景や原因を見極めることが大切です。
例えば、文字がうまく書けない場合、握力が弱かったり
手先が不器用なことで鉛筆がうまく持てないケース、
座り姿勢を保つための体幹が弱くて字が書けないケース、
文字を目で見て形を記憶し書き写すのが苦手なケース、
注意力が持続せず他の事に気が散って書けないケース、
様々な理由があります。
苦手な理由によって対処法が異なってくるので、
正確に把握し効果的に良い方向へ導いていきたいと思います。
今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「コウモリ予測じゃんけん」をご紹介します。
鉄棒で、逆さまにぶら下がる「コウモリ」に変身したら、
手を離して指導者と予測じゃんけんをします。
予測じゃんけんは、指導者が出す手のヒントを先に伝えて、
それに勝つ手を考えて出すじゃんけんです。
逆さまになると、普段と見える世界が違い
考える力や判断力が低下した状態になります。
そのような状態でも、冷静にいつもと同じように置き換えて考えることで
物事を客観的に考える力や集中力が養われます。
まだ逆さまの感覚に慣れていない子は、逆さまになっただけで
慌ててしまうので、ヒントがよく聞けなかったり
出す手をよく考えられずにじゃんけんをしてしまいます。
その状態だと前回りや逆上がりの上達も難しくなってしまうので、
早い段階でしっかりと逆さ感覚を身に付けられるように
遊びながら力を付けていきます。
様々な運動あそびを通して、1人1人が必要としている力を
少しずつしっかりと育てていけるように促していきたいと思います。